「ばらかもん」と「はんだくん」のつながり

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(画像はピクシブ百科事典より:http://dic.pixiv.net/a/%E5%8D%8A%E7%94%B0%E6%B8%85%E8%88%9F)

ばらかもんとはんだくんに出てくる主人公は、どちらも同じ半田清(清舟は雅号で本名が清-せい-)本人です。
ただし、舞台となる年代が異なっています。二つの作品は主人公“半田清”を軸として物語が展開していく事になります。

ばらかもんは20代、大人になった半田清が田舎の島に(書のお偉いさんを殴ってしまって頭を冷やすために)引っ越す場面からスタートし、島でさまざまな経験をつんでいく物語。そんなばらかもんでは、人見知りしながらも慣れたら図々しいぐらいの清が見られますが、はんだくんは半田清が高校生の時代のお話です。
はんだくんでは、完全人見知りで妄想いじめられっこ(実は周囲からは男女問わずアイドル的存在として、校内では知らぬものがいないほどの人気を持ち崇められているが、本人が気がついていない)であり、卑屈でやることなすこと恵まれない姿を見ることができます(笑)
高校2年生の時間を描いたはんだくん。はんだくんは、ばらかもんのスピンオフという形なのでギャグの要素がかなり強いです。

はんだくんの作品内では当初、自分は周りから嫌われていると勘違いをしていた“半田”。

周りに対し強い拒絶反応を示しますが。
しかしそれを受け止める登場人物達が好意的に勘違いしてしまいます。それが原因で数々の騒動を巻き起こします。
最終的に高校2年生の“半田”は考えを改め少し前向きな人間になれました。

舞台設定も性格も一見違うように感じられますが、これがこうなるのか。と、どこか納得させられるような姿が非常にほほえましいですww

「はんだくん」から「ばらかもん」の間に起きた出来事

そして23歳となった“半田”がある事件を起こしてしまい父の提案で単身、島で暮らすことに。島の人々との生活の中で書道家として、人間として成長するばらかもん。
“半田”の成長を描いているのは間違いないのですが。
スピンオフであるはんだくんの後にばらかもんを最初から読むと“半田”の性格に驚かされます。
せっかくはんだくんの最終巻で少し前向きになった“半田”がばらかもん1巻ではプライドの高い書道家になったという印象です。

高校生の頃の周りとの壁を作る通称「半田ウォール」は薄くなっているものの。書道に対する気持ちが強すぎるというか。攻撃的な性格になっているのではと感じられます。自分の書を書道展示館の館長にけなされ、怒りのあまり殴ってしまったのですから。はんだくんの頃では考えられないです。心の中で怒りや妬みを思うことはあっても、あそこまで衝動的に行動する事に驚きます。

しかし島の日々の生活の中で徐々にいろいろな考えが芽生え。人間として心が成長していく。はんだくんでもばらかもんでも。少しずつではあるものの“半田”が変わっていく様子を見ると、あの高校生活があったからこそ今の“半田清舟”があるのかなと感じました。

「ばらかもん」と「はんだくん」に出てくるキャラクターについて

はんだくんでは、後のばらかもんの舞台にも出てくるキャラクターの一部が登場します。
両作品に共通して登場しているキャラクターは少ないのですが、代表的なキャラクターとしては半田の友人である川藤鷹生が登場します。
両方の作品に出てくるキャラクターは次の通りです。

川藤鷹生

やはり代表するとしたら半田の親友“川藤鷹生”です。
はんだくんの頃から海外に憧れをもっていて。6年後のばらかもんではタトゥーを入れているので見た目は怖いしチャラい印象ですが。中身は相変わらずのいいやつです。高校生の頃は秘密の友人として、大人になってからは半田の仕事の相棒として大活躍しています。普段は“半田”と離れて仕事をしていますが、精神的にも支えになっているのでいざとなったら頼れる存在です。ちょくちょく半田の行動を面白がっている部分も見受けられますが(笑

“半田”の母“はんだ えみ”

続いては“半田”の母“はんだ えみ”。はんだくんに登場した時から“半田”の恋人と間違われるくらい見た目が若い美人です。
ばらかもんでは息子である清に対する溺愛っぷりがたくさん描かれています。
周りが思わず引いてしまうほどの言動や行動。情緒不安定なその様子は、ある意味ばらかもんを代表するクセのあるキャラの一人ではないでしょうか。
川藤の父親(旦那の相棒)とは清の扱いに関しては激しく対立しており、黒い笑顔を浮かべる姿が印象的です。

ダッシュ東野

そしてもう一人は“ダッシュ東野”。
はんだくんでは重度のHND症患者(半田を見ると発作を起こして嘔吐してしまう)として。中学時代に“半田”に100m走で完敗した悔しさからリベンジを誓い。
半田が走っているとどこからともなく並走してくるこれまたクセの強いキャラクター。
ばらかもん9巻での体育祭で半田の住む村の隣村に引っ越してきた東野という青年が“ダッシュ東野”ではないかという展開がありました。
“川藤”以外初めての高校時代の同級生の登場に、他のはんだくんキャラも登場するのか!と一瞬思ったのですが。
ばらかもんに登場する東野は、そもそも半田より年上で苗字が同じだけの別人でした。以降“マッシュ東野”の愛称で親しまれています。

その後にばらかもんの13巻で“半田”が自宅のTVで駅伝を見ているシーン。小さいコマで顔はしっかり描かれていませんが“ダッシュ東野”の姿が登場します!
半田はこの時「この東野って人スゴイな」って言っていますので間違いなく気がついていませんが。はんだくんの7巻で半田軍のメンバーが“ダッシュ東野”の事について語っているシーンもあるので間違いないでしょう。

一宮グループ(名称のみ)

実はその場面、よくよく見てみると「一宮グループの東野くん」と実況が言っていますが。

一宮…。
どこかで聞いた名前だと思いません?これはもしや白服の…?

真相はこれだけだと分かりませんが、ダッシュ東野は一宮の関係する会社に関わっている可能性は高いと思ってよいでしょう。

 

以上、

これらのメンバーは、ほとんどがあくまでちょい役(ばらかもんより目立った動きはないですね)であり、主なキャラクターはやはり”はんだくん”のオリジナルキャラクターがメインとなっています。
はんだ軍の中で唯一表舞台に登場を果たしたのは、ばらかもんの回想シーンとTVに現れたダッシュ東野ぐらいです(顔は一切出てきませんがw)。

というわけで、ばらかもんとはんだくんのつながりの部分で掘り下げてみました。

原作とスピンオフという事で雰囲気は違う両作品ですが。それぞれが単体でも楽しめる面白い漫画です。
特にばらかもんの方は13巻で急展開を迎えたので今後の展開が楽しみです。
もしかしたらこれから先、ばらかもんで、その後の姿が垣間見られることもあるのかもしれませんね。非常に楽しみです。